自分とは誰?

人類が誕生した時からずっと続いてきているもの、それは「探求」です。あらゆる方面に向かって探求が起こってきました。

果てしない宇宙の探求もあれば、科学全般を探求することで目覚ましい発展を遂げてきたという事実もあります。

探求心というのは、我々の欲望の中でも際立って大きな、しかも肯定的なものであることは間違いありませんね。

ではその探求心の原動力とは一体何でしょうか?これは私の個人的な意見にすぎないのですが、それは「自分とは誰か?」からきていると思っています。

全ての探求心の根っこにあるもの、それは自分という存在の不思議を解明したい、自分の本性を暴きたいという欲求からきているのです。

けれども、それがあまりにも荒唐無稽で一体どこから探求を始めればいいのかも分からないために、その代わりとして周囲にあるあらゆるものを使ったのです。

ということは、逆にいえば自分とは誰か?を探求して行って、行き着くところまで行ったとしたら、もうそれで全ての探求が終わりを迎えるということになるのかなと。

自分の正体に気づいた途端に、もう解明すべきものは消滅してしまうからです。だとしたら、この世界に放り出された瞬間から、自分とは誰か?という問いが与えられていたのです。

そう、私たちがここへやってきた本当の理由は、自分で自分の正体に気づくことなのでしょうね。一瞬で気づくことができるのか、あと数十万年かかるのか分かりませんが。

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