自分の不可能性に気づく

新年、明けましておめでとうございます!!

みなさん、さわやかなお正月を迎えておられることと思います。今年は、昨年にも増してたくさんの新しい出会いが待っていてくれると思うと、すごくワクワクしますね。

私が思うに、人は出会うべき人と出会うべき時に出会うことになるということです。ただ起きているという偶然性と、必ず起きるという必然性が同時に満たされているのです。

真理とはいつもそうした矛盾を持ってしか、捉えることができません。だから、私たちの思考では理解することが不可能なのですね。

あなたが、自分のことを自律的に生きている存在ではない、という真実を見破ったとき、つまりあなたには自由意志がないということを知ったとき、真の自由と出会うことになります。

言葉を変えれば、すべての不可能性を看破したときにこそ、完全なる自由をそこに見出すことができるのです。もしも、分かりづらければこう考えればいいのです。

例えば、私たちの誰もが未来を過去のように知ることはできませんね。その不可能性の中に私たちは生きていますが、だからこそあなたは未来に対して完全に自由でいられるのです。

もしも、あなたの自由な意思の力で未来を変えることができるとなったら、それこそ最大限の苦しみがやってくることになるかもしれません。

なぜなら、誰かが怪我をする未来を見て、その人を守ることができたとしても、それ以外の地球上の多くの人を助けてあげることができなかったと分かって、罪悪感に苛まれることになるからです。

自分の不可能性に気づくことができるなら、そこには落ち着いた静かで深い喜びがあることにも気づけるはずです。そしてさらに言えば、苦しみがなくなり、痛みの種類も変わってくるはずなのです。