珍しい停電体験

今日はとにかく暑い日でした。天気予報を見る限りは、しばらくは雨が降らないのかと思っていたら、ちょうど仕事が終わって帰ろうと思ったときに、ものすごい雷雨に見舞われました。

若干天気予報を恨みながらも、事務所から数分のところにある駐車場まで歩く間に、膝から下がずぶ濡れ状態になる始末。また、透明傘を通して見える強烈な稲光と轟音が怖かったです。

ようやく車内に入り安心していたら、自宅から停電しているとの連絡が。確かに、自宅近くに来ると、信号機の電源がオフになっていて、危険を感じました。

帰宅しても、停電ということの意味をまだ理解できてないのか、当然のことですが部屋が真っ暗な状態であることに、今更ながら面喰い、自分ながら苦笑してしまいました。

家人が停電になる前に、部屋のクーラーをつけておいてくれたおかげで、やや涼しいのが助かり、非常用の小さな蛍光灯のようなもので、テーブルを照らしながらの食事となったのです。

けれども、これがまた何というか風情があるというのか、手元しか光のない薄暗い部屋の中で、テレビの音もない静かな環境でビールを飲んでいると、とても心安らぐ感じがしました。

自分独りだと特にテレビをつける必要を感じないことも多いのですが、習慣のようになっているのですね。部屋が暗い状態というのもすごく新鮮でした。

普段瞑想する時には、部屋の電気を暗くするのですが、その時は自分が目を閉じてしまっているので、暗い部屋で過ごしているという記憶がないのです。

電気のない生活というのは、もうほとんど在り得ないものとなってしまっているのですが、たまにはシンプルな生活を思い出すためには、停電もいいものだなと思ったのです。

家人が、「トイレいってもいいのかしら?」と頓珍漢なことを言ったのには笑いましたが…。ウォシュレットが使えないことと水を流すことを混同してしまったのでしょうね。

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