夢と現実は同じ その2

昨日のブログで、夢と現実は本質的に違いはないということを書きました。そのことをつくづく感じていると、やっぱりこの現実から目覚めたいという気持ちが強くなるのです。

朝目が醒めたときに、ああこんな夢を見たな、あんな夢を見たなと思い返すことが多々あるのですが、ずっとその夢の中にい続けたいなどと思ったことはありません。

それはきっと誰にとっても言えることなのではないでしょうか?すごくいい夢であったとしても、また悪夢であればなおのこと、夢からいずれは醒めてくれないと困るのです。

どんな夢であろうと、朝がくれば自然に目が醒めると信じているので、夢から醒めることができなかったらどうしようなどと考える人はいないのです。

でも本当に延々と夢の中を堂々巡りすることになったら、それは絶望的な気持ちになるはずです。勿論夢の中では、それが夢だと気づいていないので大丈夫なのですが…。

この現実でも同じことが言えるのです。これが夢と同じだと気づいていないからこそ、この現実の中で何とかして幸せになろうと頑張るわけです。

けれども、これは現実という名の夢なのだと理解すれば、やっぱりここから目覚めたいという気持ちが強くなるはずなのです。

この夢から真に目覚めるためには、夢を見ている自分のことを思い出す必要があるのです。そのためには、物語(外側)にばかり向かっていた意識をできる限り内側へと向けること。

その最奥に在って、目覚めている自己と出会う瞬間に、私たちは消えて行くのです。なぜなら、私たち自身が現実という夢の住人に他ならないから。

真に目覚めている自己、それこそが全体性なのですね。

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