人生物語というマインドの創りもの

あなたの思考すべてが、あなたとあなたの生を創りだしていることがわかる。それらがあなたの地獄を創りだし、あなたの天国を創りだす。それらがあなたの惨めさを創りだし、あなたの喜びを創りだす。いずれも幻想だ–苦痛と快楽、甘美な夢と悪夢、いずれも幻想だ。

by osho

このブログの主題とも言えることが、この↑短い文章の中で明確に述べられていて、何度読み返して見ても気持ちがいいのです。

私たちは、それぞれのマインドが創り出した世界で生きているのです。マインドは自らの内部事情を外側へ投影することで、人生という物語を創っているのです。

そうしておいて、一方ではそのことには気づきもせずに、自分とは無関係に世界が動いていると感じるのです。

だから不自由極まりないのですね。都合のいいことが起きれば、自分は幸福だと感じるし、都合が悪い事柄の中に巻き込まれれば不幸だと思うのです。

それが自作自演であることには気づきたくもないのでしょう。なぜなら、だれに対しても文句を言えなくなってしまうからです。

もしもマインドを見ることができたなら、見る立場にいられるとしたら、そのマインドが創り上げている物語も同時に見る側に回ることができるのです。

人生物語が悪いということではなくて、それは現実という名前の幻想だと気づくことでしか、惨めさから抜け出す方法はないということです。

より正確に言えば、「惨めな自分」という思い込みが消えてしまうということです。天国も地獄も、惨めさも喜びも、苦痛も快楽も、甘い夢も悪夢も、全部消えて、後には真実だけが在るのですね。

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