最大の皮肉とは

この世の中にはそれこそ沢山の皮肉なことがありますね。せっかく買った宝くじのことを忘れて、気がついたら高額当選していたけれど、期限が昨日で切れていたとか。

子供の時に、広い原っぱで小石を思い切り空に向かって投げた後、それを見失ったので全速力で走って避けたつもりが、まんまと頭に落ちてきた時とか。

この頭に直撃してしまったのは、情けないけれど実話です。それを見ていた友達も呆気に取られていましたので。

ところであまり知られていない最大の皮肉は何だと思いますか?それは、実は私たちの誰もがすでに「それ」であるということ。

「それ」というのは私たちの本質のことです。私たちはこの世的な欲望は五万と持っていますが、それ以外に本当に求めているモノがあるのです。

その求めてやまないターゲットこそが、私たちの本当の姿だということです。これほどの皮肉は他には見当たりません。

私はたまに「それ」に出会いたいと強く願うことがあるのですが、そんな時にはこの世界のことには無頓着な感じになるのです。

老後の不安のこととか、健康上のこととか、あるいは仕事のことなど、普段少しは気にしていることが全く眼中になくなるのです。

修行僧ではないので、その状態が長く続くことはないのですが、もしそれにどっぷり嵌まり込んでしまったらと思うと、ちょっと怖いですね。

ただ言えることは、私たちは初めの初めからすでに「それ」だったので、全ての人が最初から救われているということです。

自我としての夢を見続けているので気が付かないだけなのです。だから何があっても気楽に、そして悠々と生きることとしますかね。

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