分裂&成りすまし

このブログ内において、「親2世」で検索すると、過去に書いた3つの記事が出てきます。何のことなのか、ご興味があれば是非検索してみてください。

ところで、この「親2世」が作られる幾つかの理由の中で、最も強力で圧倒的な力を持つのは何かというと、「分裂&成りすまし」なのです。

理屈は至って簡単です。例えば、イジメに遭っている子がそのイジメから脱出するために取る方法として、イジメる側に回るというのがありますね。

それと同じことを自分自身で、つまりは一人二役でやるのです。一人二役なので、自分という一人を二つに分裂するのです。

そうして、片方をイジメられているままの自分として残しておいて、もう一方の自分がイジメる側に回る(成りすます)ということです。

こうして自分一人の中で、イジメられる子とイジメる側の子とに分かれてしまうのです。もちろん人生の主役は、イジメる側の自分にします。

イジメられる自分は都合が悪いので、無意識の中へと抑圧してしまうわけです。こうして◯◯2世が誕生するのです。

◯◯の中には、あらゆる人物が入ります。親でもいいし、父、母、兄、姉、その他全ての自分を否定したり裁いたりイジメたりしてきた人物です。

大人になっても自分をずっと酷く否定しているなら、幼い頃に作り上げた◯◯2世と一体となって生活していることを物語っているのです。

癒しを進めていって、2世との距離を取ることができるようになったら、かつて分離されて潜在意識の中に抑圧されてしまった、あの可哀想な子と会える時がやってくるでしょうね。

そうなったら、否定的な自己イメージは小さくなって、あるがままの自分を丸ごと認めることができるようになるはずです。