知恵を使って生きる

もっともっとお金があれば、あれもこれも欲しいものを何でも手に入れることができ、きっと幸せになるに違いない。

このようなことは多くの人が一度は考えたことがあるはずですね。けれども、あなたがかなりの富豪であるなら、そんなことはないと小声で言うかもしれません。

幼い頃からオリンピック選手を目指して頑張ってきたとしたら、晴れの舞台で金メダルを獲れたらきっと幸せに違いない。

けれども、あなたが実際に金メダルを獲得したことがあるなら、やっぱりそんなことはないと囁くかもしれません。

私たちは他人からどう言われようが、自分が経験しないことは分からないものなのです。欲しいものが手に入った人だけが、それでは幸せになれなかったと気づくのです。

だから生きている限り、次々と欲しいものを変えて行き、これでもダメ?あれでもダメ?といつまでも繰り返すことになるのです。

ここで必要となるのが、イマジネーションの力と知恵ですね。それによって、ある程度の経験をもとに、それ以降は実際に経験せずとも見通すことができるはず。

一生をかけて欲しいものを次から次へと手に入れてきたはずなのに、何だろうこの虚しい感じは?とならないためにも、知恵を使うのです。

なるべく早くに、人生というのは所詮満足することができないものだと気づくこと。これこそが本当の知恵ですね。