自己否定は親二世の仕業

誰であれ大なり小なり自分を否定しているマインドの部分を持っているものですね。今日は、事柄を単純化するために、自己否定は親二世の仕業であるとします。

親二世というのは、これまた誰のマインドの中にもあるのです。5、6歳くらいまでの間に怒りと共に自分を否定してくる親の代役が作られるのです。

その理由は否定される側だけの辛さを対処するために、親とそっくりな親二世を作ってそれが自分自身を否定するようになるのです。

親二世は否定する側になるので、その分トータルで見れば辛さが回避されるわけですね。もちろん、否定される側は辛いままですが。

なぜ親が子供に対して怒りと共に子供を否定するかといえば、その親のマインドの中にも親二世がいるからです。

そうやって、親二世は防衛の仕組みを利用して代々伝搬していくことになるのです。親二世はなかなか強いエネルギーを持っています。

というのも、親二世のバックには本物の親が控えているので、否定される側としてもなかなか太刀打ちできないのです。

成長して自己否定というバカバカしい仕組みをやめたいと思うのであれば、親二世の存在に気づく必要があるのです。

そもそも防衛のために親二世をこしらえただけなので、それが向けてくる自己否定には何の根拠もありません。そこをしっかり見ることです。

否定される側の自分と自分を否定する親二世の両方を均等に見守ること。それを繰り返すことで、マインドの中は静かになっていくはずです。

そうやって自己否定の何ともバカバカしい様に気づくことができると、生き方が自ずとシンプルになっていくでしょうね。