自分は空間として在るという感覚

クライアントさんを目の前にしてセッションをしているうちに、この部屋の空間全体が自分であってそこにクライアントさんがいるという感覚になるのです。

セッション以外の時でも、自分の存在がいつも大きくて、他人の存在は周辺に小さくあるという感覚を持っています。

誤解を恐れずに言えば、自我の極端な自己中に聞こえるかもしれませんが、この世界には自分しかいないという感覚です。

一般的にそれと似た感覚になるとしたらどんな状況かなと記憶を巡らしたのですが、かなり似ているものを一つ思い出したのです。

それは、物凄く開けた大自然の景色を目の前にして、距離感がバカになったような感じでこの全てが自分でしかないというあの感覚に近いのです。

そういうときには、個人としての自分などいないというか、どうでもいいという感覚になるのです。

自然の中に溶けてしまうような感覚とも表現できますね。自我の本性である不安や孤独が吹き飛んでしまう瞬間です。

ということはそれを逆手にとって、自分がこの空間であるという感覚をイメージすることで、個人という自我の感覚から解放されやすくなりそうです。

興味があったら、是非試してみてください。