当然のことながら、人生はさながらゲームのようなものだと気楽に思っている人は、決してセッションにはいらっしゃらないはずです。
ここで言うゲームというのは、深刻なゲームではなくて戯れのことです。幼い子供の遊びのようなものです。
そのような遊びは、それ自体を楽しむのが目的であって、それ以外のどんな目的もありません。だからこそ、深刻さとは無縁なのです。
けれども、最近のゲームはたとえ子供向けであるにせよ、そこに戦いの要素があったり、強い刺激があったりして、深刻さが入り込んできているのです。
なぜなら、その方が自我の戦闘意識を刺激して、より深刻にのめり込む要素が盛り込まれているからですね。
私がよくこのブログでもお伝えしているように、人生を物語として見るという姿勢こそ、深刻さからの解放でもあるのです。
長いこと癒しの世界に携わっていて思うことは、深刻さほど癒しを邪魔するものはないということです。
物事に対して真剣に向き合うことは素晴らしいことですが、深刻になってしまうとそこからあらゆる苦悩が生み出されるのです。
生きて、死ぬだけなのに一体なぜそれほどまでに深刻にならなければならないのか、それをじっくり見つめてみることです。
もしもあなたのマインドの中にある深刻さが、半分になってしまうなら、それだけで人生を楽しむことが容易にできるようになるはずです。
このことを忘れないことです。そして、深刻さがどこからやってくるのかを解明して、そこから離れている練習をすることですね。
ぜひ試してみて下さい。