うまく言葉にできない

これから書くことが何となく難解に感じてしまうこともあるかもしれませんが、本当はものすごくシンプルなことを言っているのです。

それはシンプル過ぎて言葉にできないくらいなのです。それを無理やり言葉にしようとするから、分かりにくいということになるのだと思います。

もうホントに単純に、自分はなんなのか?どこにいるのか?というこの基本的な質問にも答えがないのです。

もしも答えられるとしたら、それはあなたがこれまでに手にした情報を思い出しているだけなのです。

そういった情報は、誰かから与えられたものであって、自分が本当に知っていることではありません。

それは一種のラベル付なのです。ある物体にリンゴという名前をつけるのと同じで、私たちはリンゴの本質については知りません。

意識を自分自身に向けていればそのことは明白になるはずです。あまりにも明白過ぎて気づくことができないのです。

自我が大好きな五感を一切使わずに、ただ在ることに気づいていればいいだけ。そうすると、自ずと分かるのです。

自分には形も大きさも場所も何もないという、この感覚は普段忘れ気味ですが、マインドが静かなときに意識を内側へと向ければやってきてくれるのです。

この単純な感覚を見つけることです。それが何の役に立つのと疑問に思うかもしれませんが、これもうまく言葉にはできないですが、深い安心と信頼につながっているように感じます。