マインドの歪みが身近な家族に顕われる

どんなものでも余計な力が加わると、そのままのあるべき姿から不自然な歪みを生じるものです。これはモノでも人間でも同じです。

つまり自然であることが理想なのですが、さまざまな理由から何かの力が加わってパキッと割れてしまったりするのです。

もしもその人が表面的には頑張って問題ないかのように生きていたとしても、その歪みは身近な誰かのところに出現することにもなるのです。

大抵は家族の中のひ弱なところ、より繊細な感覚を持った人のところへと歪みは集中することになるのです。

それが子供の場合であると、親は困ってしまいます。何が悪いのかが皆目わからないからです。自分は正しい道を精一杯頑張ってきた。

努力もしてきた。それなのに、なぜか子供の人生に何らかの問題が起きるのです。こうしたことは本当によくあることです。

目には見えないマインドの裏事情を理解しようとする意欲さえあれば、問題の首根っこを掴んだことになります。

あとは理解と実践。マインドへの深い理解と、その洞察から自然と導き出される新たな生き方の実践が大切なのです。

問題を近視眼的に捉えるのではなく、このような家族の間のマインドの関連性も含めて、じっくり見つめることですね。