「持続する現在」はない

昨日のブログでは、無常の前提として時間というものがあるというのは妄想であって、実際には時間は変化を説明するための概念だという話をしました。

だとすると、「今」というのは一体なんなのでしょうか?私たちは通常、今というのは過去があって未来があって、その間の一点が「今」だと思っているのです。

言ってみれば、時間の線の上の点なんだと。でもこれはすでに思考が作ったモデルに過ぎないということ。

実際には、観察によってわかることは「これが今だ」と指させる固定点などどこにもないということです。

「今」を掴もうとするとどうなるのか?「今だ」と思った瞬間、それはもう記憶になってしまっているのです。つまり一歩遅れている。

だから、「今」は対象として捉えることはできないのです。実は「今」というのは、現れていること自体(プロセス)なのです。

どんな今も次の瞬間にはもう別のものになってしまうのですから、「持続する現在」という考えが崩れることになるのです。

となると、「持続する私」というのも当然不可能になってしまいます。やっぱり私はいないことを示していますね。 

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