収入と支出

サラリーマンのときには何も気にする必要がなかったのですが、自営で仕事をするようになって初めて毎年の確定申告をする必要が出てきました。

そのためには、一年間の収入と支出をはっきりさせなければなりません。まあこれは、税金を払う義務があるからするというよりは、主婦が家計簿をつけるのと同じような感覚で毎月のお金の出入りをチェックするという当たり前のことですね。

収入が支出と同じかそれ以上でなければ赤字となってしまうわけです。もしも、買いたいものがあったとしても、収入に見合わなければあきらる必要があるかもしれません。

つまり、収入がこれだけだから、支出はこれだけに制限せざるを得ないということです。勿論収入が毎日の生活のレベルよりも多ければ、そういった制限を持つこともないのですが、無制限にして毎月が赤字になっては困るわけです。

しかし、この収入と支出のバランスを考慮するということは、当たり前のように誰でも考えていますが、実はこれは単なるエゴのルールなのです。

もっと言うと、収入がこれだけなのでという時点で、それは自分が心の奥で設定した収入の通りになっていることを知ることです。

いやいや、自分が設定したのあればもっと多くの収入にするはずだと思われるかもしれませんが、収入というのも自分の投影でしかないということを考えると、やはり自分の設定値となっているのです。

その結果、支出をみずから制限することになるのです。つまり、自分の豊かさというものを自分があらかじめ決めてしまっているのです。

もしも、自分の収入に不満があるというのでしたら、そういった不満がある状態こそ自分の人生にふさわしいとしている自分の心があるということです。

これを打ち破るには、まず収入に見合った支出という考え方そのものを手放すことです。無駄使いをするということよりも、自分のアイデアを実行するのに必要な支出を制限しないようにするということです。

そうすると、自然と支出に見合った収入がついてくるはずです。なぜなら、自分のアイデアを実現することを自分に許可したため、それに相当する収入を得ることも自分に与えるようになるからです。

収入と支出のバランスを賢くとろうとして結局望むことができないと現状に不満を持つ代わりに、常に支出に収入が付いてくると考えることで、現状を打破することができるのです。

もしも現状に不満を持っているのでしたら、是非試してみてください。必ず、何らかの成果が出てくるはずです。

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