自分の中にいる男の子の思い

指折り数えてみると、電車やバスなどの乗り物を使っての通勤というものをしなくなってから、16年経っていたことに気づきました。

それが昨年末にオフィスを引越ししてからは、毎日バスでの通勤の毎日がまた始まったのです。身体がそれに慣れていないということと、この寒さとで心の中で誰かがびっくりしているようです。

でも人間というのは不思議なもので、1、2ヶ月もたってくると徐々に慣れてくるのですね。寒いのは相変わらず好きにはなりませんが…。

それでも何とかして、クルマでの通勤を取り戻したいという思いで、プロに駐車場を探してもらっているのですが、なかなか見つかりません。

それと、高々片道5,6km くらいの往復ですから燃費のいい小さなクルマでも手に入れようとして、もっとも用途に都合のいいものをネットで物色中なのです。

ただ毎日の通勤の足になればいいだけなので、特別な思い入れなど必要もないし、当然安く手に入る中古車市場をサーチしています。

けれども、あれでもないこれでもないとやっているうちに、どうやら自分にはまだまだなんらかの拘りのようなものが厳然としてあるんだなと気づきました。

何でもいいなどとは全く思ってないということが明らかになりました。手ごろなものが見つかったと思っても、どうしても触手が動かないのです。

そんな通勤クルマにも遊び心というか、スタイリッシュさというか、目立ちたがり屋というか、そんなものを求める自分がいました。

というわけで、理屈ではなくて、ただコストパフォーマンスを求めるのでもなく、自分の中にいる楽しみたい男の子の気持ちを受け止めてあげたいと思うのです。

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