本当のことを言う その2

by Gangaji

状況は変化する、という法則は明らかに、地球を支配する基本原理です。あらゆるものは変化を免れません。

物体、思考、感情、気持ち、健康、そして政局 ― つまり、あらゆる状況は変化するのです。変化はまた宇宙の五大要素の原理でもあります。

天候、季節、時間も変化の法則に従っています。もしもこうした変化を続ける状況に抵抗せず、それを受け入れるならば、不幸せという感情は不幸せという感情、ただそれだけのことです。

不幸せという感情である、それ以上の意味はありません。このことに気づけば、あなたはそれを、太陽や雨を感じるのと同じように経験することができます。

太陽はいつも照っている必要はありません。実際、太陽はいつも照ってはいません。そこに何があっても、それが現実なのです。

自分を肉体のみと同一視したり、一過性の状態や状況と同一視したりすることが、あなたのすべての苦しみの根本原因です。

と同時にどんな苦しみの体験にも、そのすぐ後ろにはあなたの真実の姿が隠され、あなたがそれに気づくのを待っているのです。

あなたとは、眩いばかりの自由な意識です。この輝く自由な意識が、自分を単なる肉体、思考、感情、あるいは状況と同一視することで曇らされるとき、あなたは嘘の人生を生きています。

そして嘘のあるところにはいつも苦しみがあるのです。私たちの多くは人生を非常に表面的に生きています。そしてその表面的な生き方のために苦しみます。

なぜなら、私たち一人ひとりの内側にあるより深い存在が、私たちがその存在を知り、感じ、表現し、対峙することを望んでいるからです。

表面的な真実に満足している限り、悲しいことに、私たちにはより深い真実の発見はできません。私たちは地球上で、巨大な集団としての苦しみを味わっています。

けれども私たちにはいつでも立ち止まって真実を語る力があります。そこにあるのは何でしょうか?悲しみがあるでしょう。怒りもあるでしょう。でも、ほかには?

悲しみや怒りよりも深いものは何でしょうか?私たちはいつでも、私たちの意識を、未来や過去ではなく今この瞬間に向けることができます。

そうすることで、最終的な真実、いつでもそこに存在するものの中へと、本当の自己探求を行なえるのです。