優しい人とは?

世の中には優しい人もいれば優しくない人もいますね。とは言うものの、優しい人と一口で言ってもその定義はなかなか難しいものです。

たとえばいつもニコニコ笑っていて感じがいい人、何かにつけて親切な人、このような人を単純に優しい人と呼ぶこともあります。

相手の申し出に対して、断らない人も優しい人と思われるかもしれません。もてなすのが上手な人も優しさを感じるかもしれません。

けれども、もてなす側ともてなしを受ける側の感覚が一致しているうちはいいのですが、それがずれてきたときには優しさは仇になってしまうはず。

相手の誕生日にサプライズを企画して喜ばそうとして、それを相手が喜んでくれるならいいのですが、サプライズ嫌いという人もいるはずですね。

客人がとても食べきれないほどのご馳走を出してもてなしたところで、食べ過ぎで身体に悪いだけで喜んでもらえるとは思えません。

このように、よかれと思ってやったことであっても相手にとってそれが迷惑なことであれば、その優しさは苦痛でしかないのです。

そう考えると、本当の優しさとは相手の立場に立って物事を考えることができること、そこに自己防衛の要素が混ざらないこと。そこが大事なのです。

もしもあなたが優しい人になろうと自分を強いるなら、今すぐにでもそれはやめた方がいいのです。

なぜなら優しさとは意識的になれるものではなく、自我(防衛)が消えていった先におのずとやってくるものだからです。

“優しい人とは?” への2件の返信

    1. 清水さん、
      コメントありがとうございます。お久しぶりです!
      フェイスブックを通じて、ご活躍のほどを時々拝見させていただいております。
      あの頃、池袋で一緒に飲んだデンキブランの味を思い出しますね。

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