事務所から歩いて行ける距離に広い公園があるのですが、そこの子供用の低い鉄棒で逆上がりを試してみたら、とんでもなく無様な姿でした。
子供の頃はごく当たり前にできていたのに。以前は蹴上がりもできてたので、やろうとしたら全くその姿勢になることもできず。
こんなはずじゃないと誰かが内側で叫んでいました。子供の頃の記憶の通りにできるものと思っていたのですが、どうにも身体が重すぎる。
誰かをオンブしたまま鉄棒をやっているかのような感覚。あの頃は今のような筋肉があったわけでもないのに、今の何倍も身が軽かったのですね。
きっと毎日毎日ただ楽しむために鉄棒と戯れていたことで、鉄棒が身体に馴染んでいたのだろうと。
大人になってする筋トレは、あれこれと目標があったりするのですが、子供の鉄棒にはなんの目標もなかったのですね。
大人になると何かにつけて損得を考えてしまい、打算的になってしまうので、その分だけ純粋に楽しむことが減ってしまうのかもしれません。
これだけトレーニングしたのだから、このくらいの成果が出て当然だろうと言った考えがすぐにやってくるのです。
子供の頃のあの無邪気さを思い出して、日々生きていきたいものですね。