自我が抵抗すること

私たち人間は、いつも何かが足りない感じがして、何かに不服を感じて、そういったものを満たして充足しようと思い続けています。

欲望というのはそのようにして出来ているのです。ところがいざその欲望を叶えてしまったら、一時の充足感はやってくるものの、またすぐに次の不満がやってくるのです。

あれが手に入ったら、これが出来るようになったら、それが実現した暁には…が次から次へと浮かんでくるのです。

結局どんな希望が叶ったところで、満足感が長続きすることは決してなく、すぐに新たなものを目指して進み始めるのです。

こうしたことに気づき、もうこんなことの繰り返しは嫌だとなったら一体どうしたらいいのでしょうか?

実はたった一つ、もうこれ以上満たされる必要を感じない状態になれることがあるのです。

それは自分のことをすっかり忘れて、誰か(何か)のためだけに生きるのです。つまりマインドの代わりに、無私という愛によって生きること。

そうなったらどんな不満も発生せずに、キラキラと毎日を過ごせるようになるはずです。が、自我はそこには行きたくないと言い張るでしょうね。