自我に少し餌を与える

武漢風邪恐怖症が蔓延してしまったおかげで、多くの人たちがこれまで通りのごく普通の毎日を送ることが難しくなってしまっています。

一日のうちの大半を仕事をすることで埋めてきた人にとって、その仕事ができない状態というのはある種の窒息状態に陥るようなモノなのです。

日々のちょっとした目標のようなものが持てなくなったり、誰かと成績を争って夢中になる時間がなくなったりで、自我は立ち向かう場所を失ってしまうのです。

そうなると、自我はその代わりになるものを探し始めます。たとえば、体調を崩してしまったり、いつもよりも多くの食事を摂るようになったり。

ここでしっかり気づいておくべきことは、自我というのはいつでも対処すべき問題、困った事態、向き合って戦う相手を必要としているということ。

武漢風邪恐怖症が蔓延したこと事態も、そうした集団レベルでの自我の渇望が招いたことと考えることもできるかもしれません。

もしも自我の飢え死にしそうな感覚を多少なりとも緩和したいなら、毎日ちょっとした目標を作って自我に与えることです。

それほど大したことではなくても構いません。毎日少しずつ計画的に部屋の掃除をするとか、断捨離をするとか何でもいいのです。

それだけで自我は安定してくるはずです。一番いいのは、瞑想の練習を少しずつやってみることかもしれません。是非試してみてくださいね。