マインドを信用するな

クライアントさんとのセッションを通して気づいたことは、この点に関しては私の方が楽だろうなという部分があるということです。

それは、人を信用するかどうかという点です。私は他人を信用することがないのです。正確には自分のマインドも他人のマインドもまったく信用していない。

なぜこれが楽かというと、心底裏切られるという可能性がゼロだからです。そもそも信用とは、言い換えると期待するということです。

信用するということを分解すると、まずは対象となる人を◯◯だと思い込むというフェーズがあるのです。

こうに違いないとか、こんなことは決してしないなどです。この思い込みを勝手にしておいて、それが裏切られることがないと期待するのです。

これが信用するということなので、当然裏切られて信用できない人にひっくり返ることになるわけです。

あまりにも私たちのマインドというものについて無知過ぎるということですね。マインドは環境さえ整えば、何でもありだということを知ることです。

一万年生きていれば、誰だって殺人の一度や二度はするかもしれません。そんなことで驚いていたらキリがありません。

信用するという観点では、もうすっかり諦めてしまってください。自分自身に対しても、それから大好きで大切な誰かのことも。

その代わり、信頼を探求するのです。信頼にはどんな期待も混ざってきませんし、信頼の対象は存在なのです。

すべては生まれて滅するという森羅万象を支えているルールを信頼するということでもいいかもしれませんね。