「良かれと思って…」を撲滅しよう

「良かれと思って…」というフレーズはちょくちょく耳にしますが、私はその言葉にアレルギーがあるようです。

「良かれと思って…」の後に来るのは、大抵が「ありがた迷惑」なのです。それがなぜなのか、いつまで経っても分からない人が多いものです。

少し立ち止まって、しっかり見つめればすぐに分かることですが、「良かれと思って…」というのは、相手の気持ちを知らない状態なのです。

相手がこうして欲しいと要求してきたときに、その期待に「そのまま」応えるときには「良かれと思って…」とは言わないのです。

なぜなら相手の望みを知っているのですから。要するに、「良かれと思って…」はとても自分勝手な行動になってしまうのです。

だから多くの場合、相手にとっては迷惑なことになってしまうのです。こんな簡単なことが理解できないはずはありません。

ではなぜ「良かれと思って…」が世の中からなくならないのか?それは善意という大義名分に隠れて、自分の思い通りにしたいというエゴなのです。

ほら、私役に立ったでしょ?私は良いことをしてあげたといった善意の押し売りなのです。

このバカバカしさ、本当に優しくない言動であることに気づけば、もう二度と「良かれと思って…」なんて恥ずかしくてできなくなるはずですね。