イヤだ!を受け止める

動画サイトのおすすめに、たまたま上がってきたあるご家族の日常を撮影したものを観たのですが、びっくりしてしまったのです。

若いパパとママと、軽度知的障害&自閉症と診断された3歳の息子さんとの奮闘記のような内容となっているのです。

この男の子は見るからに賢そうで、純真な目をしていて、きっとものすごく敏感体質で生まれたのでしょう。

幼いのですが、ものすごく好き嫌いがはっきりしていて、ママが新しい靴を買おうとして試し履きしてもらおうとしても、全身で嫌がるのです。

自分が今履いている白い靴が良いの一点張りで、ママはサイズを合わせたくて何とかして新しい靴を履かせようとするのですが、泣き叫んで拒絶するのです。

ママの気持ちは痛いほどわかるのですが、なぜ大切な息子さんの「嫌だ」を尊重してあげられないのか、不思議です。

パパママは、きっと医者の診断結果をもらう前から薄々発達障害らしきものがあるかもと感じていたのでしょうね。

だからこそ余計に、分別ある人間に育って欲しいと考えて一生懸命に正しさを教え込もうとしてしまうのですが、そうすればするほど息子さんの心は傷つくのです。

子供を親の不安の目で見てしまうと、平均値から遠いことが気になるのでしょうが、発達の進み具合などは、その子供の個性によって異なるのが当然です。

パパママがゆったりとした眼差しで見守ってあげて、子供の嫌だという拒絶をしっかり受け止めてあげることが何より大切であることに気づけるといいのですが。

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