「成長」が物語を紡ぐ

生まれた時から慣れ親しんだこの物質世界、自我が作ったこの社会においては、とにかく成長するということが一つの大きなテーマとなっています。

より高い人格を目指す、たくさんの経験を積んで、多くのことを学び、幾多の試練や教訓からより完成された人物を目指す等々。

更には、スピリチュアルな人々がよく言うことですが、より高い精神性、魂を磨くといった表現をすることもあります。

この世からあの世に行っても、魂にはランクがあって、究極の頂点を目指して上がっていくというのです。

最終的にどこを目指して切磋琢磨していくのかは分かりませんが、とにかく人間として生きていても、死んで霊となっても変わらない上昇志向。

自分が全体の一部だと分かったなら、この上昇志向は一体何の意味を成すのかと考えてしまいます。

成長ということを通して私たちは、物語の中にずっと居たいのかもしれませんね。私は個人的には、ほとんど興味がないのですがあなたはいかがですか?