人生物語に興味なし

戦国武将の中で誰が好き?と聞かれても、ええと分かりません、特に好きな人や尊敬する人も見当たりません、というのが本音なのです。

それが普通だと思っていたのですが、大人になってみて分かったのですが、多くの人が戦国時代の歴史に興味を持っているのですね。

その歴史への興味が武将への興味に繋がるのだろうと思うのですが、私にはそれが全くないのですから仕方ありません。

若い頃、自分の先祖が武田信玄の家臣だったという事実を知ったときに、武田信玄の歴史小説を読んで面白いと思ったことはあったのです。

だからと言って武田信玄に心酔するとかは全くありませんでしたし、結局はその内容についてもほとんどを忘れてしまいました。

それなら、戦国武将に限らず歴史上の偉人と言われている人で、尊敬する人や注目する人がいるかというと、それもないのです。

要するに、この世界でどんな活躍をしたかということ自体に、それほどの興味を持つことがないということです。

だから自分はそもそも人物やその人の人生に興味を持てない人間なんだと思って、人間が嫌いなのだと思っていたのです。

ところがセラピストをするようになって、その認識が少し違っていたことに気づきました。

私の興味は人物や人生ではなくて、人の内面に向いていたということです。マインドの仕組みはどうなっているのかを探求することは好きなのです。

そしてその先に、つまりはマインドよりももっと私たちに近いところ、そこに本当の私たちの姿が隠されていることを知りました。

これほど興味深いことは他にないですね。

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