異質な世界を見る

昨日の朝起きて、出かけるまでののんびりしていた時間に、ふと思ったのですが、この部屋には空気が充満していてくれると。

地球上基本的にはどこへ行っても呼吸するのに困ることがないって、なんだかとても恵まれているなという感覚。

そこから芋づる式に、このベッドも誰かが作ってくれたもの、この部屋も大工さんなりが建ててくれたもの、このテレビは誰かすごい人が開発したもの。

どれほどの人々の知恵と努力が積み重なっているのか。クルマで出かけるなら、優秀な人たちがそれを開発してくれた。

道路を計画して整備してくれた人たちのおかげで、スムーズに目的地まで走れる。信号の絶妙なタイミングがすごい。

このようにして、とんでもない数の人々の叡智によって自分の生活が支えられていることに、今更ながら驚くしかありません。

その後何が来たかと言うと、全てが素粒子でできていて、そのレベルで見るとほとんどが空間であり、原子同士もスカスカなのです。

そうしたら、自我がこれが自分だと信じているある一まとまりの存在など、初めからないなという感覚になりましたね。

境界がないという感覚。しばらくそれに浸っていたら、家人から慌てた様子で急ぎ?の質問をされて、普段の自分に戻されてしまいました。

人間て、環境が全く変化しなくても自分のマインド内の考えが変化するだけで、全く異質な世界を見ることができるのですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です