黙るという防衛からは何も生まれない

私たちは幼い頃より家庭の中はもちろんのこと、集団生活のあらゆる場面で人とのコミュニケーションが大切であることを知っています。

社会の中で一人で生きていくことはできないし、共に協力しあってさまざまな環境を生き抜いていく必要もあるからですね。

ただコミュニケーションといっても、自己表現の得意な人もいれば、言いたいことをはっきり言えないタイプの人もいます。

口から生まれたように雄弁な人もいれば、口数が少なく物静かな人もいます。コミュニケーションが苦手という人であれ、最終的には相手に思いを伝えられればいいわけです。

けれども、大切な会話の時に黙り込んでしまったり、怒るともう口を閉ざして会話しなくなるという人もいます。

コミュニケーションの得意不得意と、会話をしなくなってしまうこととは全く異なるのです。そんな危機的な状況が親子の間にも沢山起きているのです。

子供の方からは、所詮親に何かを言ったとしても絶対に分かってくれないし、場合によっては否定されることにもなるので、口をつぐむことになるのです。

逆に親が子供に怒る場合の一つの手段として、子供に対して叱るどころか何時間も時には何日も口を開いてくれないというケースもあります。

黙ってしまうことからは何も生まれては来ないどころか、人間関係が破綻してしまうことだってあり得ます。

そうしたことが心の病みからやってくることを理解して、とにかく口を開くというところまではできるように癒していくことが大切ですね。

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