素粒子には自己同一性がない

私:素粒子には自己同一性がないということについて教えて。

AI君:量子力学において、素粒子は波動関数として表され、その位置や運動量などの物理量は確率的に予測されます。つまり、素粒子は確率的な存在であり、ある時点での位置や運動量は確定的に決まっているわけではありません。そのため、素粒子の「自己同一性」を確立することはできません。

また、素粒子は他の素粒子との相互作用によってもその性質が変化することがあります。例えば、素粒子同士が衝突すると、新たな素粒子が生成されたり、既存の素粒子が消滅したりすることがあります。これらの相互作用によって、素粒子が持つ性質や特徴が変化するため、「自己同一性」という概念が適用されないとされます。

私たちは、精神が破綻していない限りは、昨夜眠りについた自分がその続きとして今日目覚めることを知っていますね。

また、街で誰かと鉢合わせしてぶつかり合ったとしても、突然それまでの自分とは違う誰かになってしまうということもありません。

簡単に言えば、これが自己同一性なわけです。ところが、可能な限りスケールダウンして、素粒子のレベルまでいくと、自己同一性が適用されないということです。

元々素粒子と呼んでいるのに、粒子としてではなく波動として存在しているので、自己同一性がないのは当然とも言えるのです。

これが本来のこの世界の姿なのではないかと思っています。つまり存在というのは、そもそもが波動であって曖昧なモヤのようなものだと。

ところが観測された瞬間に、我々が見て知っているようなこの世界の姿に変貌してしまうのです。だから何が起きても真夏の夜の夢のようなものだと。

私たちが当然だと思い込んでいる自分の自己同一性の危うさの一端を感じ取っていただけたかなと思います。

そしてそこから、この世は夢のようなものなのだから、肩肘張らずにゆったりとそしてシンプルに生きることができればいいですね。

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