源泉に身を委ねる

今年もあと一日で終わりですね。今年いっぱいで仕事を完全に終えるつもり満々でいたものが、こうして今でも仕事を続けているのがやや不思議な気がします。

それどころか、来年以降もある程度からだが続く限りは、もしかしたらこの仕事を続けていくのかもしれないとまで思うようになりました。

でも本当は、身体がしんどかったり、そこまでして続けなくてもいいのではないかと囁く声がどこかにあるのも感じています。

それなのに、なぜやめないのだろうと考えても、本当のところはよく分からないのです。もう、これは自分の意志ではないかもしれないと思うのです。

日頃、チャンスがあれば、人に自由意志はないですよと伝えているので、それは当然のことなのですが、それにしてもただ起こるべきことが起きているというのをリアルに感じます。

勿論それは自分のことだけではなくて、みなさんのことや、この日本のこと、あるいは全世界で起こるあらゆることにも言えることですね。

私たちは、自分の身に起きていることに対して、自分がそれに深く関わっていると思い込んでいますが、本当はそうではありません。

私という思考には、全くどのようなことを起こすパワーもないのですから。何のパワーもないくせに、解説だけは一人前なので惑わされてしまうのです。

もう、そろそろ分かってあげてもいいと思います。私という思考には、何かを起こす力はありません。あらゆることを起こし続けている力とは、すべての源泉からやってくるものです。

どうころんでも、それに身を委ねてただ受け入れることによって、独りよがりの重荷や苦しみから解放されるのです。その源泉こそが、本当の私たちの姿なのです。