心身共に非活動でいる

みなさんは、一日のうちに何もしない時間というものを設けていますか?何もしないというのは、身体を動かすこともせず、そして内面的などんな活動もしないということ。

独りで過ごす時間には、テレビも消して、音楽も聞かず、そして瞑想すらせずにただじっとしているのです。すぐに、マインドはその落ち着きのなさを露呈し出します。

私の場合だと、右足首を使って得意の貧乏ゆすりを始めたり、マインドのどこかでずっと何かのメロディを口ずさむということをやらかしてくれます。

そして最近よく分かったことですが、そういう時には自分のマインドは物凄く陰気臭い、あるいは辛気臭い感じがするのです。

少しも落ち込んでいるとか、気分がすぐれないということはないはずなのに、なぜかただじっとして内側に意識を向けているだけで、こいつ陰気な奴だなあと分かるのです。

だからこそ余計に、私のマインドはそれを隠そうとして落ち着きを失くすのだろうと思うのです。何もしないでいるだけで、このような自分の素の部分が見えて来るのですね。

外側に意識を向けている間には、決して気づくことのできなかったことです。私はどうも意地悪なところがあるらしく、こうした時間をもっともっと増やして、自分がこれまで隠してきた都合の悪さを暴いていこうと思うのです。

そしてこの何もせずにいるということの最大の効用は、心身共に非活動的でいることで肉体とマインドの両方から、距離を置いたところに行ける気がする事。

この肉体、このマインドというようにある種他人事のように見ることができるのです。このやり方で、陰気なこのマインドの正体を見つけてみるゲームを、もっと楽しもうと思うのです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です