息を吐いている状態

自我というのは常に不安を抱えているものなのですが、その不安を強く感じるか、少しだけ感じるかは人によって様々なのです。

もしもあなたが不安感によって面倒なことになっているなという自覚があるのでしたら、根本的な治癒ではないにせよ、呼吸に意識を向けることをお勧めします。

私自身もかつて、何となく緊張気味に生活していたという自覚があって、なんとかして平常心を保っていられるようになりたいという思いがありました。

そこで編み出した方法は、やはり呼吸だったのです。呼吸はとても重要なファクターなのだということに気づいたことがあったのです。

高校生の頃なのですが、毎晩寝床に着くと自分の脈拍を感じていたのですが、その鼓動のスピードが呼吸によって変化するということに気づいたのです。

今から思うと、若干心臓肥大気味だったからと思うのですが、それにしても鼓動のスピードを自分である程度コントロールできることに気づき、ちょっと嬉しかったのです。

そのおかげでいつも呼吸に意識を向けていられるようになったのでしょうね。そして、息を吐いている間は鼓動がゆっくりになるということを知りました。

つまりは呼吸を吐いている間、もしくは吐いた状態で止めている間は、リラックスしてより平常心でいられるということです。

そして現在でも気がつくと、吐いた状態で止まっているなということが分かるのです。生理的な現象なので、万人向きかどうかは分からないのですが、興味があったら是非試して見てください。

落ち着きたかったら、鼻から静かに息を吐くのです。そして、吐いた状態でしばらくそのままにしてみることをお勧めします。