インナーチャイルドの仕業

心の癒しをするようになって、初めてインナーチャイルドと呼ばれる、不満を抱えた子供時代の自分が内側にいることを知ったのです。

それまでは大人の自分だけが自分として生きていると単純に思い込んでいたので、なるほどと思ったものです。

それで自分のことも他人のことも、腑に落ちることが沢山あるなあと分かるようになったのです。

例えば、夏の時期になると台所などに出没する黒い生き物がいますが、あれを異常に怖がる女性が沢山いますね。

黒い物の名前を直接書かないのも、この文章を読めなくなる人への配慮からです。ただ気持ち悪いくらいならまだしも、殺されるかもくらいの怯えた反応をしてしまうのです。

そうした異常な反応は、本人のインナーチャイルドが怖がっていると考えれば、納得することができるのです。

幼い頃に、親などの家族が怖がっていれば、その恐怖を丸ごと受け継いでしまうのです。逆にその経験が全くなければ、恐れないはずなのです。

北海道出身の人は、幼い頃にそうした経験がないので、大人になってから遭遇してもまず大丈夫なのです。インナーチャイルドが反応しないからですね。

誰であれ、理性では考えられないような言動をしてしまうときには、まず間違いなくインナーチャイルドの仕業だと思えばいいのです。

そのカラクリさえ理解してしまえば、無闇に自己否定することもなくなるし、他人を白い目で見て、安易に否定することもなくなるはずですね。