ただただ眺める

以前ハワイに遊びに行った時に、絶景の名所のようなところでクルマを停めて、断崖絶壁のようなところからの眺めを楽しんだことがあったのです。

その時に、向こう側に見える切り立った山肌などが、どれほどの距離のところにあるのかが分からなくなって、要するに距離感がバカになったのです。

遠いと言えば遠いし、近いと思えば近い感じがして、極端に言ったら手が届くのではないかというレベルまで感覚が鈍ったのです。

自分の中心からただただ眺めるということをやっていると、それと同じような感覚になれる時があるのです。

とはいえ、やはり変化のない毎日の生活で目にするものは、慣れてしまっているので、なかなか遠近感が薄れることもないのです。

そんなわけで、久しぶりにどこかに遠出して、景色が開けているところでただ眺めるを実践したいなと思うようになりました。

日頃は遠出したいという欲望がないので、ほぼ決まった半径5kmくらいのところをうろうろしながら生活しているわけですが。

ここでようやくコロナ騒ぎがちょっと自分にも影響することになるかもしれないなと、暢気なことを考えている最近の私です。