中立な思考などない

来年の2月で93歳になる母親と色々会話をしていると、マインド(思考)がどのように機能しているのかを知ることができます。

母親は少し暇な時間ができると、どういうわけか食べ物があるのかを心配し出すのです。どうもその不安を握りしめて離そうとしないのです。

デイサービスなどの施設に行っている間は、そこで出される食事を美味しくいただくことができ、その際には食事の心配など全くしないのです。

それなのに、自宅にいる時に限り食べ物はあったかなとすぐに心配し出すのです。施設のスタッフの方が、家族よりも信頼できるってこと?と思ってみたり。

そうした理不尽な思いが根強くて、どのようにして説明したところで、なかなか理解してはもらえないのです。

そのことで分かったのですが、マインド(思考)というのはそもそも歪んだものだということです。

どっち方向に歪んでいようと同じことで、マインドの都合に合わせて理性をコントロールできるのです。

つまり中立な思考というのはあり得ないということですね。いつだって思考は事実を捻じ曲げて捉えるということです。

私たちが本当に中立でいられるのは、ノーマインド、つまり無思考の瞬間だけだということです。このことは肝に銘じておくことですね。

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