不安は未来のもの

過去や現在のことを考えた結果、不安になるということはあり得るでしょうか?あり得そうですが、実際にはそれは不可能です。

私たちが不安になったり心配してしまうのは、未来のことについて考えている時に限られるのです。

いや、そんなことはない。夜寝る前に宿題をやっていなかったことに気づいて、不安になるのは現在じゃないか、と思うかもしれません。

けれども、その不安はやはり宿題をやっていない状態の明日を無意識的に考えて、不安や心配になっているわけです。

だからもしもあなたが理由がはっきり分かっている不安や心配を抱えているとしたら、間違いなく未来に注意を向けた結果だということです。

老齢の母親が毎日お決まりのように不安や心配を訴えてくるのは、明日の朝食が食べられるのかどうかといったことばかりです。

当然朝食が出てこなかった試しはないのですから、未来の食事に関するありもしない妄想を作り上げて一人で心配しているのです。

不安や心配というのは100%未来のものなのです。もしも余計な心配をしたくないと本気で思うのであれば、思考を過去か今現在に貼り付けておくことです。

もちろん一番いいのは、思考を緩めてマインドを静かな状態にしておくことです。それが難しいのであれば、注意深く未来に思考が飛ばないようにしておくことですね。

“不安は未来のもの” への5件の返信

  1. 今回の記事についてではありませんがコメントさせて頂きます。

    自分は強度のHSPだなぁと気づけ、楽になったのですが、本当にこの世界で生きにくいなあと苦痛と感じることが多いのです。
    そんな自分を正不正で裁いてしまっています。

    理想の快不快を優先する生き方をすると自分は嫌なことばかりで困ったものなのです。

    どーしても心から「嫌だ!」と、
    とてつもない拒否反応が起こります(これは今までに自分な本心を抑えて無理をしてきたことによる訴えだと思っています)

    でもあまりにも嫌なことが多すぎて、正不正の感情がでて、それって怠慢なだけじゃないの?
    もっと人への思いやりが必要なんじゃないの?など…。
    そんな声は自我の声なのでしょうか?

    そして本心の快不快を優先して生きていって良いのでしょうか?

    とても自分が我儘に思えてなかなか進めません。
    何かご助言を頂けましたらと思っています。

    1. 嫌なことが沢山やってくるのは、内側に溜めてしまったエネルギーのせいです。これまでの我慢をしっかり見つめて、怒りなどの感情を味わう必要がまだまだあると言うことです。そうしたエネルギーが小さくなれば、必ず嫌なこと、理不尽な出来事が少なくなってくるはずです。まずはそこをしっかり実践していくことですね。

      1. ありがとうございます!
        必要以上に現実の気の乗らないことに対して嫌だ嫌だという気持ちが湧いてき参っているところでした。色々なことに適当できない自分がいて、でも無理をして過去に相当我慢してきたと思います。
        今、自分でできることとして、毎日過去においてや今の嫌だと思ったことについて書き出したり、泣ける映画を観て泣いたりしていますが、こういうのでも効果はありますか?
        長年摂食障害にもなってどうにもできず困っています。

  2. ありがとうございました。
    怒りの感情を手放していきます。

    セッションにも行きたいのですが
    遠いのでなかなかすぐには叶いませんが
    いつか行けた時にはよろしくお願いします!

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