自我のやり口に騙されないこと

『私はあなたがたになんの期待も持っていない。あなたがたがただ、自分自身であってほしい。』短いoshoの言葉ですが、決して忘れないことですね。

それと、誰かの言葉ですが、『あなた方にはどんな義務もない。もしあるとしたらたった一つ、それは自分自身でいるということ』

どちらの言葉も、全く同じことを言わんとしていて、それは誰もがあるがままでいること、自分自身でいて他の誰かになろうとしないこと。

自然体で無防備でいるということを意味しているのです。そうなると、自ずと防衛を命綱のようにして生きている自我は困るのです。

自分自身であるということは、防衛できなくなってしまうからですね。その結果は、自己犠牲も消えてしまい、人生の苦しみからも解放されることになるのです。

問題を見つけてはそれを解決しようとすることによって生き延びようとするのが、自我の常套手段であることを思い出すことです。

困ったり、焦ったり、落ち込んだり、我慢したり、憎んだり、嫉妬したり、こういった否定的なエネルギーを自我はうまく利用するのです。

それによって、活力を失わずに済むのです。はっきり言いますね。自我は真から幸せを望んではいないのです。

いつも、より幸せになることを生きる目的としているはずなのに、最も奥深いところには上記のような仕掛けが施されているのです。

だから、自我のやり口に騙されないことです。できる限り、自我を見張り、ただ見続けることでそれから離れていることができるようになるはずだからですね。

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