私たちは、子供の頃のどこかで人体について勉強します。頭の中には脳があって、消化器系はこうなっていてという具合に。
自分の身体の中が空洞だと思っている人はほとんどいないはずですね。内臓やら筋肉やら骨などがみっちりと詰まっていると知っています。
ここでちょっと考えて見て欲しいことがあるのですが、そんな肉の塊のような身体の中に自分が潜んでいるとしたら、非常に変な感じがします。
脳みその中だろうが、内臓の中だろうが、人体のどこの部分だろうと自分がそこにかくまわれているとは到底思えないはず。
そのなのに、一方では自分はこの自分の身体の内側にいるという感じがどうしてもしてしまうわけです。
この自己矛盾をどうしたらいいのでしょう?多くの人は、このことを真剣には考えないようにしてスルーしているのです。
でも逃げずに向き合うとどうなるか?結果は明らかなのですが、身体の内側にいる感じがするだけで実際にはいないのだと。
ここまできてようやく、自分はどこにもいなかったということに気づくことになるのです。身体の中に限らずどこであろうと、一度も自分に出会ったことはないのですから。
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