かれこれ50年くらい前、学生だった頃に好んで聞いていた楽曲を思い出して、ネット上で捜したら見つかったので、懐かしい思いで聴くことができました。
いい時代になったものですね。あの頃のように、なけなしの小遣いをはたいてアルバムを買う必要もなく、気軽にテレビでもスマホでも聴けるのですから。
その時に何とも言えないかつての感覚も一緒に蘇ってきました。自分が青年であることを一応喜んで、自由に生きていたのだと思います。
今よりも不安は大きかったような気もしますが、それでもそれなりに毎日を楽しんでいたようです。
あの若き青年に何かを伝えてあげられるとしたら、何を言ってあげようか?と考えて、色々なアドバイス的な言葉が頭をよぎったのです。
けれども、しばらくしたらそんなことはどうでも良くなってしまって、たった一つだけ伝えたいことが残りました。
それは、今の君には思いもよらない何かを知るようになるから、それを楽しみにしていてね!というものです。
もしも今それを言葉で伝えようとしても、彼はどれほど頭を絞ったところで、意味を理解することはできないでしょうから。
それ以外は、何をしろとか、何をするなとか、そう言ったものは全くなく、そのままに生きていればいいよだけになりました。
10年後にまだ自分が生きているとしたら、今の自分にどんなことを言ってくれるのかな?と想像すると、結局そのまま生きればいいよって言われそうな気がします。
要するに、人生という一本道を歩むのに、正しい歩き方や間違った歩き方などあるはずがないということですね。