長く生きていると、長年の夢が叶って自分は今本当に満足している、そう感じたことが何度かあったような気がします。
ところが、そのような外的要因によって満足するのは、ほんのひとときのことであり、またすぐに元の足りないという心の状態がやってくるのです。
私たちが、一瞬でも満足できたと感じるのは、実は欲しいものが手に入ったからではないということに気づいていますか?
実は、欲しいものが手に入ると、個人という幻想によって生み出された欠乏感が一時的に隠されるのです。
その結果、本来の私たちが持っている属性としての満たされた感が表出しただけなのです。この感覚は元々あったものなのです。
つまり、個人であるという幻想から抜けることさえできれば、でっちあげられた欠乏感は消えていくのです。
その結果、なんの理由もない深い満足感に単に戻ることができるということです。これは手に入れるものではありません。
ただ余計な幻想を幻想だと見抜くことができた時に、自然と非二元の親密さがやってきてくれるということですね。
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