低線量被曝について再考する必要あり

最近めっきり行かなくなったのですが、何年か前までは好んでといってもたまにですが、岩盤浴に行っていた時期がありました。

あれは、100℃のサウナのような高温の中でやせ我慢する必要もなく、適度な温度の中で楽にしかもものすごく汗がでるんですよね。

そして、その汗も普段出る汗と成分が違うらしくて、終わったときに石鹸で身体を洗う必要もないので、とても気楽に利用できるのです。

ところで、ひょんなことから湯治場と言われるような温泉の記事を探していたら、以下のような内容のものを発見しました。

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五頭温泉郷の温泉はラドンを含むラジウム温泉(放射能泉)です。温泉中のラドンから放出される微量の放射線を吸収することで、身体の細胞を刺激し、免疫力向上、血流の改善の効果があるといわれています。

このたびの東日本大震災において、大気中に放射線が放出されておりますが、全国の皆様からお問い合わせを戴いておりますので、この場を借りて解説させていただきます。

 市街地とラジウム温泉湧出地での放射線量(/h)

一般市街地での通常の放射線量 0.10~0.15マイクロシーベルト

村杉温泉中心部の放射線量   0.20~0.50マイクロシーベルト

玉川温泉 浴室        0.30~0.50マイクロシーベルト

玉川温泉 岩盤源泉      1~15マイクロシーベルト

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一番最後の行に岩盤源泉での線量が書いてありますが、なんと1~15マイクロシーベルト/h とあります。

これは、私たちが安全基準として使っている年間1ミリシーベルトと比較すると、とんでもない線量になります。

年間に換算すると、たとえば15マイクロシーベルト/h = 約130ミリシーベルト/y にもなります。つまり、安全基準値のなんと130倍の値です。

これって、とんでもない線量じゃないですかあ。難病などを治すために、わざわざ遠くの湯治場へ行って、これほどの放射能を浴びるわけです。

放射能の被曝は、少なければ少ないほどいいというのは、大きな間違いのようですね。低線量の被曝は、健康にいいというのは、どうも本当のようです。

被曝の影響を恐れて、地元に戻れない福島の方々のためにも、もっとしっかりと、調べてみる必要がありそうですね。