自分自身でいるだけ

今の私がサラリーマン時代と比べて、一番大きく変わったところと言えば、それはどんな「自己改善プログラム」にももう興味がなくなったということです。

もう少し正確に言えば、自分のマインドの中にあるものは一切変わっておらず、当然以前からあった「自分をもっとよくしよう!」という思いもそのままに実は残っているのです。

けれども、それすらそのままにして、そうしたマインドを見る立場になれるようになってきたということなのです。極端な言い方をすれば、人のマインドの中身がそうそう変わることはありません。

マインドに手を付けて、それを何とかしようとするのがマインドど真ん中のやり方なのです。自分を改善しようとするどんな思いにも乗っ取られることなく、それをあるがままに見ることができるようになったということです。

こうしたことを、ものすごく的確に表現した osho の言葉があったので、以下に紹介します。あ~あ、何でこんな上手な表現ができるのか、無駄がないんですよね!

+—————————————————-+

まず必要なのは、変えようとする努力ではない。最初に必要なのは、自分の実存をよく知ろうとする努力だ。あなたのなかにいるのは誰だろう?あなたを訪れた、この客に目を向けなさい。

あなたの身体は、客をもてなす主人だ。その身体には、見知らぬ客が滞在している。彼方からの客が、身体に降りてきている。

それがあなただ!ただ目を向け、見守り、瞑想し、それに気づいていなさい。自分を変えようとする努力をすべて落としなさい!あなたの全エネルギーを、自分自身を知ることに注ぎなさい。

するとその知ることから成長が生じ、その成長があなたの本来(オリジナル)の面目(フェイス)をもたらす。自分自身でいるだけでいい。あなたはすでに自分であるものでいればいいだけだ。

+———————————————–+

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です