マインドが二元性を作る

みなさんは、二元性とか二元論と言う言葉をご存じですか?このブログでも何度も出てきている言葉なので、もうすでに馴染みの言葉だと感じる方もいらっしゃると思います。

この世界というのは、二元性で出来ていると言われているのですが、それは善と悪、光と闇、昼と夜、前と後ろのように、どんなものでもその逆がペアのように常にあるのです。

プラスがあればマイナスがあり、男がいれば女がいるのです。愛があれば恐れ(憎しみ)があるという具合に、無数に挙げられますね。

ところがどっこい、この世界が二元性で出来ているというのは、実は真っ赤な大うそなのです。あるがままのこの世界には、二元性などというものは存在しません。

本当は私たちのマインドが、この世界を二元性のものとして勝手な解釈をしているに過ぎません。マインドこそが、二元性を生み出す張本人なのです。

そのことに是非とも気づいて欲しいのです。マインドというのは、分裂を意味するのです。マインドの中身である思考は、すべてを分裂させてしまうのです。

それがすべてなのです。けれども、私たちのマインドというのは常に、思考の束によって活性化しているために、この世界を見るときに二元性というフィルターを通してしまうのです。

だから、この世界そのものが二元性で出来ていると信じて疑わなくなってしまったのです。もしもあなたがマインドを静めて、思考から離れることができたら、二元性はあっという間に消え去ってしまうでしょう。

たとえば、通常私たちが愛と思っているものは、マインドの中での愛のことなので、それは必ず憎しみを伴っているのですが、真実の愛は反対のものを持ちません。

あなたがマインドから抜けるとき、不二一元論の世界が広がっていることに気づくことになるはずです。それはどんな言葉で呼んでもいいのです。

純粋な愛でもいいし、純粋な意識でも、神でも何でも構いません。それこそが、私たちの真の姿なのですね。

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