対等な関係性は難しい

人と人が互いに対等な関係性を持つというのは、簡単なようでいて実はなかなか難しいことなのです。私たちは誰でも理性では、誰もが本来対等だということを理解しています。

けれども、幼い頃に親からコントロールされたり、親は絶対と思わされたりして、ある意味見下さた感じで育てられてしまうと、対等に付き合うということを知らぬままに成長してしまうのです。

そうなると、交友関係が増えて行っても、結局は人に対して見上げてしまう関係性を作るようになってしまうのです。それは、相手をして自分を見下すように強いるということにまで発展するのです。

そんな人のそばに行くと、多くの人がその人を馬鹿にしたい気持ちにさせられてしまったり、対等に付き合いたいと思っていたとしても、自然とその人を軽く扱うように仕向けられるのです。

そして、そういう人がひとたび自分よりも劣っている、自分よりも弱いと感じるような人に出会うと、一転して今度は相手を見下すようになってしまうのです。

つまり、見上げることと見下すことは真逆ではあるものの、対等ではないという点で一致しているのです。だから、あっという間にそれはひっくり返ることができるのです。

ある特定の人を見下しておきながら、それ以外の人に対しては見上げるという関係を作るのです。どうしても、対等な関係が分からないまま生きることになるのです。

もしもそのような自覚があるのでしたら、対等な関係性とはどんなものなのかを体験できるようにしていかなければなりません。

その一つの方法としては、相手を常に無条件で受け止めるということをするのです。あなたが相手を受け止めた分だけ、きっと相手もあなたのことを受け止めてくれるのです。

その時に、対等な関係性というものを肌で感じることができるようになるはずです。

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