過去の本音に光を当てる

子供は自分が生まれ育った家のエネルギーにどっぷりと浸かって生きていくのです。それはどんな教育よりも深く、静かに染み込んで行ってしまいます。

その上、それが目に見えるものではないため、誰にとっても気づきにくいという特徴があるのです。

家のエネルギーというのは、もちろん両親のエネルギーのことです。たとえば、親が自分にとって都合の悪いことを見ないようにする生き方をしているとします。

そうすると、その中で育つ子供は自動的に似たような生き方をするようになるということです。都合の悪い本音や感情を隠すようになるのです。

絶大な力を持った親に育てられたら、その親を批判するような本音はなかったものとして隠されてしまうのです。

そんな本音には感情のエネルギーも一緒にあるため、それを抑圧すればいずれは何かの形となって本人に悪影響を及ぼすようになるのです。

それが問題行動として出るのか、ウツウツとした生き方として表現されるようになるのか、結果は様々です。

いずれにしてもそういった症状を解放していくためには、気づかずに隠してきた本音や感情から逃げずに、そこに光を当ててあげることが絶対的に必要なのです。

一度そのコツをつかんだなら、癒しは自ずとやってくるようになるはずですね。