宿題は嫌いですか?

多くのクライアントさんとセッションを行なって来て思うのは、癒しが順調に進む場合というのは、一つのパターンがあるのですね。

それは、セッションの内容がどうかということよりも、そのクライアントさんが自分自身と向き合う時間を作ることができるかどうかということです。

セッション内でできることはとても限られているので、多くの場合次のセッションまでの時間に一人でやってもらいたいことを宿題のようなものとしてお伝えします。

それをどれだけ実践して次のセッションを迎えることができるのか、それがとても大切なのです。

何でもいいから早く治して欲しいという他力本願的な気持ちが強ければ、宿題もできないし癒しに興味がないので、セッションの内容も入っていかないのです。

ご家族や友人知人、あるいは職場の上司などからセッションを受けるように言われてオフィスに来られても、自分と向き合う準備が出来ていないことが多いのです。

初めてのセッションでうまくいきそうな印象であっても、停滞してしまうこともあるし、その逆に難しいなと思っても案外順調に進むこともあるのです。

鍵となるのは、ご本人の意識が内側に向くかどうか、宿題を実践することを忘れないか、それが一つの大事な基準となるように思いますね。