期待は防衛からくる

もしもあなたが、自分への期待値が高いという自覚があるなら、即刻その期待値を下げる必要があるのです。

期待値が高ければ、それを目指そうとして「〜べき」とか、「〜ねばならない」で生きることになるからです。

そうなったら、期待値通りにならなかった自分に対して厳しい自己否定や自己嫌悪に悩むことになってしまうのです。

そもそもどうして自分への期待値が高いのか、それを考える必要があるのです。実は、惨めな自分を払拭するためにこそ自分への期待値を高くしなければならないのです。

これが悪循環を招くのは明白ですね。つまり、惨めさがある→払拭するために期待値を高める→現実との落差が大きくなる→新たな惨めさが生み出される。

更なる副作用として、自分への期待値が高ければ、知らず知らずのうちに他人に対する期待値も高くなってしまうのです。

そうなったら、当然のこと他人に対する不満や怒りを強く感じるようになるので、穏やかな人生を過ごすことができなくなるのです。

自分のマインドの中に、自分に対して、そして他人に対してどのような期待があるのか、じっくりと見つめて見ることです。

期待というものの本質を理解できれば、それがどれほどバカバカしいものかに気づくはずですね。