マインドという仕組み

コンピュータというのは、日本語では計算機と言います。つまり、原理は単純な計算を繰り返したり、組み合わせることで結果として複雑な機能を果たすのです。

所詮はインプット(入力)があって、コンピュータがそれを処理してアウトプット(出力)を出すのです。

だからコンピュータが独創的であった試しはありません。それは単に与えられたものを処理して結果を出すという仕組みなのです。

ちょっと嫌な感じがするかもしれませんが、私たちのマインドも同じようなものだということに気づく必要があるのです。

マインドは、何らかのインプットを与えられて、そのメカニズムがそれを処理して、結果をアウトプットとして出すのです。

マインドという意味のある実体があたかもあるように感じるのですが、実際は処理の仕組み、処理のプロセスなのです。

だから私がマインドの仕組みと言う時、意味としては重複しているのです。マインド自体が仕組みのことだからです。

そして仕組みが独創的であることはありません。ただの仕組みなのですから。それが個人としての私たちの本当の姿なのです。

したがって私たちが真に独創的な存在となるのは、マインド(自我)が落ちた時なのです。それまでは、各々の仕組みが作動しているに過ぎないのですね。