部分よりも全体

世の中には自分のことを信じられない人もいて、そういう人は大抵どうしたら自分を信じられるようになるのかと悩むのです。

自分を信じられないと、様々な弊害があるから苦悩するのですね。たとえば、自分の考えが正しいのかどうか分からなければ、安心することもできません。

自分の感覚さえも信用できなくなれば、何を信じて生きていけば良いのか分からなくなってしまいます。

だからやはり一度は自分のことを信じられるようになる必要がありそうです。そのためには、自己否定を一旦脇に置いてどんな自分でも認めてあげることです。

マインドというのは、天使のような部分から悪魔のような部分までもれなく網羅しているという事実に目を向けて、自分のマインドが特別ではないと気づくこと。

そうした訓練を重ねていくうちに、今ある自分自身を受け容れるようになるのです。そうなったら、自分を信じることができるようになるはずです。

但しそこが終着点ではありません。自分とは所詮マインドでしかないということの深い理解の中で、そんなものを信じることに意味はないと気づくのです。

自分(のマインド)を信じるよりも、生を信じること。全体性を信頼することの方が、断然賢い生き方なのです。

部分よりは全体を信頼するというシンプルな生き方ですね。