正しさを押し付けない

お子さんの不登校の問題で悩んでいらっしゃる親御さんは、思っているよりもとても多いのが実情ではないでしょうか?

何を隠そう私自身は、その道の先駆者なのです。幼稚園を最初の半年間、登園拒否した実績の持ち主なので。

あまり誇れたものではないのですが、それが実は単なる問題行動だったと知ることになったのは、この仕事をするようになってからなのです。

不登校の原因は、自覚できるものと、無自覚のものとに分けられます。自覚できるものとしては、友達との関係がうまくいってないとか、学業の自信喪失等々。

ただ自覚できる原因というのは、実はほとんど大したものではないのです。それはほんの飾りのようなもの。

本当の原因は、全く自覚できていないところにあるのです。それは、自分のことを問題視して欲しいがためにとる行動、つまり問題行動にあるのです。

幼い頃のおねしょや、アトピーや喘息などのアレルギーを利用した病気などと同じ。不登校というのは、親に対する不満を訴える気持ちがその原動力なのです。

どんな不満かというと、自分の気持ちを分かって欲しい、受け止めてほしいという切実な思いなのです。

親が自分たちの正しさを子供に押し付け過ぎれば、子供の側は当然のこと自分は分かってはもらえないのだという強い不満と反発を感じるのです。

子供が問題行動を起こせば起こすほど、親はそれを正しさで裁こうとしてしまうため、悪循環に陥ってしまいます。

全国のお父さんとお母さんに、声を大にしてお伝えしたいこと。それは自分の正しさは自分のためにだけ使うこと。

決して大切な子供に自分の正しさを押し付けないでほしいということ。ホント、お願いします!